こんにちは、ブッダかずひさです。
みなさんも一度は占いをしたこと、ありますよね?
どうぶつ占い、テレビの星占い、おみくじ、ネットの占いなど…
今日の授業はそんな、誰しも経験したことのある占いが、実はめちゃくちゃ歴史があって、さらに人間の根本的な欲求に結びついてるんだよ、というお話です。
実は占いとスマホって同じなんですよ。
それはどういうことなのか?
解説していきたいと思います。
みんな未来を知りたい
人は人生が上手くいっていない時や自信がない時や、自信がない時、占いに頼ります。
星占いで今月の運勢を気にしたり、おみくじで「今年こそは一発逆転できるかも!」と期待したりします。
この世界は複雑に入り組んでいます。
45億人の人間にそれぞれ意志があり、野望があります。
そんな複雑に入り組んだ世界の中で、明日何が起こるのか?
来年の自分はどうなっているか?
あの人との恋愛は上手くいくか?
いま進めているビジネスは成功するのか?
多くの人がそれを知りたがっています。
未来の出来事や隠された真実など、そうした「目に見えない事を見たい」という欲求に応えるのが、「占い」なんですよ。
占いの歴史
占いの歴史はめちゃめちゃ古く、神話にまで遡ります。
何千年とか、そんな最近の話じゃないです。
神話にまで、遡ります。
何万年前、何億年前、わからないですけれど。
日本の神話『古事記』には、占いに関する記述がよく登場します。
一番最初に登場するのが、伊邪那岐命、伊邪那美命が結婚する際に占った、というエピソードです。
その時の占いは「別の神にアドバイスをもらう」というものでした。
さらに「天の岩戸開き」の章では、鹿の骨で占いを行っています。
これは亀の甲羅を焼いたりする、人間界の占いに通じます。
神様も占いをするんですよ。
日本の神話では。
歴史といっても、そのルーツは神話に遡るということは、めちゃめちゃ古いんです。
占いの歴史っていうのは。
だから、みなさんも、これから街中で占い師を発見したら、「神話の世界から連綿と続く伝統を守ってる人たちなんだな〜」とロマンに浸ってみてください。
宇宙を手元に
一口に「占い」といっても、さまざまな手法があります。
インスピレーションによりカードを引く占いや、誕生日から読み解く占い、家の形や手のシワの形で判断する占いなど。
手法ばバラバラです。
いっぱいあります。
しかし、そのどれにも共通することが一つだけあります。
それは何かというと、「宇宙で起こるあらゆる出来事を、手元でモニターする」という事です。
どんな占いも、カードや紙、あるいは手相なら虫眼鏡などを使います。
全て占い師の手元で完結しているんです。
世界の未来から人の一生まで。
壮大なスケールのものごとから、恋愛や仕事の些細なことまで。
占い師の手元に!
全てが集約されます。
原始的な占いは亀の甲羅や、動物の骨を焼いて、割れかたで占ったりしていました。
それは、「宇宙のどこかで起こる出来事は、亀の甲羅の上でも起こる」という、古代人の、あるいは神々の壮大な宇宙観によるものなんですよ。
私たちの身体は宇宙と繋がっています。
私たち一人一人が、みなさん一人一人が宇宙の一部であり、宇宙そのものなのですよ。
だとしたら、宇宙のどこかで起こる出来事や未来のことは、私たちの手元でも同じことが起こるといえるのです。
そうした古代人のマクロかつミクロな宇宙観により体系化されたのが、占いです。
それは言い換えれば、人間は「宇宙の全てを手元に集約したい」という欲求を本来持っているのです。
手元であらゆる作業が完結するスマホなどは、そうした「宇宙を手元に集約したい」という人間のプリミティブな欲求の現れかもしれません。
だとしたら、スマホと占いは同じ??
ということになります。
占いの定義
占いとはなんなのか?
未来の出来事や隠された真実など、宇宙で起こるあらゆる出来事を手元でモニターするための知識・手法
それが占いである!
という定義をさせていただきます。
以上、今回は占いのお話をさせていただきました。
占いとはなんなのか?
占いの本質的な姿に迫りました。
占いとは、めちゃめちゃ古い歴史があって、さらに、壮大なスケールの宇宙観に基づく、そういうものだったんですよ。
なのでみなさん、これから占い的なことをするときは、ぜひロマンに浸ってみてください。
次回はスピリチュアリズムです。
ちなみに、スピリチュアル大学では、スピリチュアルとスピリチュアリズムは明確に別物として捉えています。
スピリチュアルっていうのは、第一回に解説した通りの、一番大きな枠組みなんですけれども、
スピリチュアリズムっていうのは、19世紀中期〜20世紀ごろに欧米で台頭した、霊的な思想のことをいいます。
その、スピリチュアリズムが、現代スピリチュアルの大きな基礎になっていますので、それについて解説させていただきたいと思っています。
あとがき
ブッダかずひさは個人的に、占いがとても好きです。
スピリチュアルの目覚めとしては20歳の時に、神主さんになった時だと言えますが、
本格的に幅広く勉強し始めたのは、占いに出会ってからでした。
最初は易、四柱推命、風水など、東洋の占いを勉強し、そこから派生して、古神道に出会い、ヨガに出会い、スピリチュアリズム に出会い…
そして、なんとなく自分の境遇だった、「神主」という職業に誇りを感じるようになっていったのです。
占いは現代人にも身近なものだからこそ、スピリチュアルの世界への入り口としては、とっつきやすいといえます。
今後、占いの話もいっぱいしていきますので、それをきっかけに、霊性に目覚める人が増えたらいいなあ。
今回の授業のアフタートーク
前回の授業