スピリチュアリズムはアブラハムの宗教の神道化である

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こんにちは、ブッダかずひさです。

 

スピリチュアル大学、今回の授業はスピリチュアリズムです。

 

スピリチュアリズムは「スピリチュアル」の語源になっていますが、スピリチュアル大学では全く別のものとして扱います。

スピリチュアルっていうは最初の授業でお話したとおり、「人や社会の目に見えない領域を扱う知識や思想」のことです。

 

宗教、占い、哲学、心理学などを全てを包括するもの、それがスピリチュアルなんですよ。

 

 

で、今回ご紹介するスピリチュアリズムもこの中に組み込まれます。

 

スピリチュアルという大きな看板があって、その中に「スピリチュアリズム」というカテゴリーがあるっていう、そういう位置付けですね。

そういう位置付けとして捉えてもらった上で、じゃあ、そのスピリチュアリズムは何か?

というとですね…

 

19世紀中盤から20世紀初頭に、アメリカやイギリスで盛り上がった精神世界の革命的な動きのことです。

ただ、この頃のスピリチュアリズムが現代のスピリチュアルに与えた影響は非常に大きく、現代スピリチュアルを学ぶにはスピリチュアリズムっていうのは避けては通れません。

 

なので、今回はその「スピリチュアリズム」について、概要を解説させていただきたいと思います。

 

霊との交信

スピリチュアリズムとはどんなものか?

それを一言で表すとすれば、「霊との交信によって、魂とは何か?あの世とはどんなところか?っていうのを科学的に体系づけようとしたもの」です。

 

当時、「交霊会(こうれいかい)」という、死者の霊と交信する集会がアメリカやイギリスを中心に各地で開かれました。

主に西洋の地域ですね。

欧米の地域の各地で行われました。

 

交霊会は通常、少人数で開かれ、主に2つの形が主流でした。

 

一つ目は、参加者がテーブルを囲んで両手をテーブルの上に置き、数人で霊とコンタクトをとる「テーブル形式」。

二つ目は、「霊媒(れいばい)」と呼ばれる一人の人間が霊を自分に憑依させ、霊媒を通じてコンタクトを取る「霊媒形式」。

この2つの形式が主流でした。

 

 

当時、この二つの形式を中心に、霊との様々な交信方法が試され、今日でいう「チャネリング」の基本的な方法論が確立されていきました。

「チャネリング」とは、霊との通信を行う技法のことで、主に先程挙げた2つの形式のうち、霊媒が自分の身体に霊を下ろす「霊媒形式」の交霊法を「チャネリング」と呼びます。

現代スピリチュアルでは。

 

このようにして、霊との交信を繰り返していく中で、人々は霊たちから徐々に死後の世界のことや、人とは何なのか?魂とは何なのか?肉体とは何なのか?といった知識を得て、科学的にスピリチュアリズムという精神世界が体系づけられていきました。

 

スピリチュアル的な「死後の世界」や「魂」については、回を改めて授業を行います。

今回は、最も基本的なことについて、解説していきます。

 

アブラハムの神道化

実は、神道では昔から、「神がかり」が行われていました。

「神がかり」っていうのは、先ほど言った、「交霊術」ですね。

霊と通信する方法。

主に、霊媒形式のほうです。

 

「恐山のイタコ」「沖縄のユタ」などが有名です。

霊との交信は神話や昔話にもよく見られ、日本ではごく普通のことです。

 

つまり、スピリチュアリズム的なものはもともと日本にあったんですよ。

ただ、スピリチュアリズムが画期的だったのは、それを欧米でやったということ。

 

そういう動きが、そういうムーブメントが「欧米で起こった」っていうのが、大きな進歩だったんですよ。

なぜなら、欧米を支配している宗教、精神世界の思想っていうのは、主に「アブラハムの宗教」と呼ばれている思想だからです。

 

 

アブラハムの宗教はユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三つの宗教に代表される、一神教の信仰です。

ヨーロッパや中東ではアブラハムの宗教が(現在では)主流です。

 

アブラハムの宗教では、神は唯一無二、ただ一人の存在で、神以外に神はいません。

そして、神と人との間には断絶した大きな壁があって、人は神にはなれません。

ただし、イエスやムハンマドのような、ごく一部の指導者を除く。

 

そんな世界観の中では、神以外の霊と交信するという発想自体がないんですよ。

交信できるのは、いや、人々が交信したいのは神とだけ、っていう世界観。

 

 

一方、日本古来の信仰である神道では、「八百万の神(やおよろずのかみ)」といって、神はいたる所に数多存在し、「人もまた死後、神になる」という信仰があります。

人と神の間に壁がないんですよ。

日本の神道では。

 

そんな世界観の中では、交信するのは神だけでなく、ごく身近な家族の中の死者の霊と交信したりされます。

 

 

このように見ていくと、「スピリチュアリズムはアブラハム宗教に、神道的なエッセンスが付加されたものである」という風に言うことができます。

神だけが霊的存在なのではなく、神以外の霊的存在を認め、さらに死後の世界の存在を知ることで、神と人は決して断絶されたものじゃなく、「この世とあの世は繋がってるんだよ」「人は死後、神に一歩近づく、そのための修行をし始めるんだよ」という意識へと変わり始めたんですよ。

 

それがスピリチュアリズムだったんです。

 

日本におけるスピリチュアリズム

そうしたスピリチュアリズムの流れは日本にもやってきました。

日本にはもともと「神がかり」の文化があったにもかかわらず、欧米で科学的に体系化されたスピリチュアリズムには、はっきりとしたエビデンスがあり、さらに、日本古来の神がかりの信仰が世界でも認められたということで、日本でも大盛り上がりしたんですよ。

 

日本では主に、「大本教」という宗教団体がスピリチュアリズムを実践し、一世を風靡しました。

 

大本教は神道系の新興宗教団体で、日本古来の「神がかり(霊媒形式の交霊術)」を強調した教義を確立し、日本におけるスピリチュアリズムの動きを一手に引き受けました。

それが大本教。

 

信者はどんどん増えていきましたが、戦時中、国が押し進める国家神道との軋轢により、幹部が逮捕されたり、社殿を焼かれるなどして以降、衰退していきました。

 

大本教で行われたのは、教祖が自分の身体に霊を下して、神の言葉を代弁して伝えるという形で、教義を伝えるというものです。

それにより、大本教はカリスマ的な教祖を中心とした宗教として、どんどん信者を獲得していったんですよ。

もう、国家を脅かすほどの、国家から目をつけられるほどの巨大な教団になっていったのです。

 

 

ここで、先程の話を思い出してください。

交霊術には二種類あったじゃないですか?

 

一つ目は、「テーブル形式」。

みんなでテーブルを囲んで、みんなで霊を降ろすっていう「テーブル形式」と、一人のチャネラー(霊媒師)が自分の身体に霊を降ろして、霊の言葉を伝えるっていう、「霊媒形式」の二種類ある。

 

実はね、後者の「霊媒形式」の方は「霊媒師がカリスマ化しやすい」という特徴があります

 

 

みんなで霊を降ろすのなら、誰か一人が目立つことはない。

でもやっぱり、ただ一人の霊媒師が神を降ろして、神の言葉を伝えたら、その人と神は同化した存在になり、信仰対象になっちゃうんですよ。

第三者から見たら、信仰対象に見えちゃうんです。

その霊媒が。

 

という特徴があるがゆえに、現在においても、宗教の教祖などは、霊媒形式のチャネリングの方式をよく多用します。

そして、自分にカリスマ性を持たせて、自分の言葉を聞いてもらうという手法を多用したりもします。

 

 

 

以上今回はスピリチュアリズムについて解説しました。

これまでの、宗教、占いもそうですが、今は一番大きな枠組みの解説をしています。

ここからどんどん掘り下げて、「死後の世界」や「チャネリング」についても深掘りしてきますので、どうぞお楽しみに!

 

次回は今回ご紹介した「スピリチュアリズム」と表裏一体の関係にある、「オカルティズム」について解説していきたいと思います。

このオカルティズムもまた、現代スピリチュアルを語る上でとても大事なので、お楽しみに!

 


 

あとがき

ぼくにとって、スピリチュアリズムとの出会いは、僕の霊魂観に大きな衝撃を与えました。

それ以前と、それ以降とは、考え方そのものがガラリと変わりました。

 

動画でもご紹介した大本教のエピソードしかり、

神がかりの信仰はもともと日本にあったんですが、日本人って、自分たちが持っているものがどれだけすごいか、いつも気づかないんですよね。

これ、島国の特徴なのかもしれませんが、外国から評価されて始めて「自分たちのしていることはすごいんだな」とわかる。

 

 

それと同じことが当時、僕の中でも起こっていて、それまで勉強してきた神道の思想が、いかに素晴らしいかを、スピリチュアリズムを勉強してから知ったんです。

そういった意味でも、このスピリチャリズムの解説は力が入りました。

 

スピリチュアリズムは現代スピリチュアルの礎となっているとても大事なテーマなので、スピリチュアル大学ではしっかりと解説していきたいと思っています。

 

死後の世界、マナスと呼ばれる魂のこと、そして、シルバーバーチや浅野和三郎についても話さなくちゃならない。

ほんと、やることがいっぱいあって困っちゃいます。

 

今回の授業のアフタートーク

スピリチュアリズムの授業のアフタートーク

 

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占いは宇宙を手元でモニターするための知識

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