自我は存在しないのか？存在するのか？ブッダの答えは意外だった…

こんにちは、ブッダかずひさです。

仏教の世界で、「自我は存在しない」など言われたりしますよね。

今回は、「自我」について、

悟りを開いたブッダ的に自我ってどうなの？というお話をさせていただきたいと思います。

「自我」は「存在している」と同時に「存在していない」！？

自我とは「自分は自分である」という認識です。

つまり、「自我が存在していない」とは、

あなたがあなた自身を自分だと思う認識がないということになります。

でも、実際には、そんなことありませんよね？

私たちは自分のことを「自分だ」と思ってますよね？

だとするならば、私たちには「自我がある」ということになります。

であるならば、「自我は存在していない」というのはやはり詭弁なのか？

というとそうでもありません。

悟りを開いたブッダの視点から自我というものを見た時、

確かにそれは存在しているし、同時に存在していないとも言うことができます。

宇宙は「空（くう）」であるがゆえに…

そもそも、「存在しているか？」「存在していないか？」という議論自体、

悟り的に見れば、おちゃらけに見えます。

自我が存在してるか？

あるいは存在していないのか？

その問題に答えを示してくれるのは「空」です。

「空」とは宇宙は一つであるということ。

一つのものには比べる対象がありません。

であるがゆえに、存在しているけれども、存在していないでもある。

つまり、存在と非存在が同時にあるということ。

それが「空」なのです。

ブッダかずひさの「空」についてはこちら

ここで一つ注意なんですが、この「空」については、

あくまでもブッダかずひさ論であり、仏教学で言われている空は空ではありません。

「空の本当の意味」については、別動画で解説していますので、

ぜひそちらをご覧ください↓

悟りを開く❷『空（くう）』存在と非存在が同時にあるということ

「空」の視点で自我を見た時、やはりそれは「空」である

「空」といえば、仏教学では

「無」とか「実体がない」「存在しない」「空っぽ」などと訳されます。

しかし、実際に悟りを開いた現代のブッダの視点から見れば、

それは「空」の一つの側面を捉えたに過ぎず、実際の「空」はもっと中立的です。

つまり、「存在している」けれども、「存在していない」でもある。

そうした、空的視点から「自我」というものを捉えた時も、

やはり同じ答えになります。

「自我」は「存在している」けれども「存在していない」でもある

というわけで、結論としては、

「自我」は「存在している」けれども、「存在していない」でもある

というのが答えになります。